【実録】ファーム生活ってどんな感じ??リアルな1日を大公開

こんにちは、ANDY(@tanoshimugihou)です。

 

オーストラリアにワーホリで来ている方は少なからずファームについて興味があると思います。

そこで今回は「ファームで働くとこんな風に1日を過ごすよ!」という実録レポをご紹介したいと思います。
私の場合はブリスベン・パース と2箇所のストロベリーファームに行ったので2つ合わせて大体こんな感じという形の紹介になります。

 

朝5:30  起床

 

大体5:30に起床して朝の準備をします。

大事な事がシェアハウスしている全員がファームワーカーだと、時間が被るので

洗面所・トイレ・キッチン

が毎日戦争になります。

キッチンだと電子レンジ・トースター辺りがみんな使うので順番待ちの列が出来ていました(笑)

 

私の毎朝の手順は、

起床→トイレ→洗顔・コンタクト・歯磨き→ファーム着に着替える→昨日作っておいたランチ(おにぎり)をファームバックに入れる→朝ごはん(パン)→出発の時間までストレッチ

という流れを毎日していました。

 

6:10  出発

 

6:10頃に家を出ます。
(ブリスベンのファームだと5:45頃家を出ていたので5:00起きでした。)

車がない人は他の人の車に乗せてもらいます。
私たちは車があったので2人でファームへ向かいます。

大体家から15分〜20分前後のところにファームがあります。

朝だけどまだ外は真っ暗なので安全運転でゆっくり行きます。
たまに車に霜が降りている事もあるので事前にエンジンをかけて車を温めておく必要があります。

 

6:30 ファームに到着

(▲まだ朝早すぎて外は真っ暗)

 

ファームに到着すると集合の合図がかかるまで仕事の準備をします。

私は、

  • イヤホン(音楽)の準備
  • 手袋をはめる
  • ネックウォーマー・帽子の着用
  • 仕事場に持っていく水やトレパなどをポケットに入れる

という小さなことですが大事な準備を集合までの間にさっとしていました。

 

6:45 集合

 

この時間になるとほとんどの人が集まっております。

コントラクター・スーパーバイザー
と言われるリーダーの人が集合の号令をだします。

自分のチームに並び(集まり)人数確認が終わるまで、みんな談笑して情報交換などしていました。

ブリスベンのファームは1チーム30人くらい
パースのファームは1チーム15人くらい

でした。

 

7:00 仕事開始

(▲朝日がじわりと出てくる頃です)

 

さっそく今日の仕事が始まります。長い長い1日のスタートです。

チームごとに割り当てらる場所が異なるので、しっかりリーダーの指示を聞きましょう。
私もぼーーーーとしていたらどこに行けばいいのか分からず別のチームに付いていって怒られた事があります(笑)

また広大なファームだったので、トローリー(という台車)を押しながら10分くらいファームの泥道を歩く日もありました。
これだけで朝からめちゃくちゃ疲れました(笑)

 

①目的地に着くとリーダーから「ANDYはこの列をやってね」と指示されるので、
そこにトローリーを置き、いちごを入れる為のトレーを貰いに行き仕事スタートです。

▼こんな感じでそれぞれやる場所を割り当てられます

一人で両サイドを取っていきます。ひたすら「右採って左採って、、、右採って」の繰り返しです。

担当の列が終わったら①の繰り返しで、指示された箇所に行きただ採るだけです。

お昼休憩の12:00まで5時間「取って移動して取って」を淡々とこなして行きます。

大体9:00か10:00頃から暑くなり汗ばんで来ます。
午前中の間で500mlペットボトル1、2本は無くなります。

 

12:00 お昼休憩

(▲芝生でくつろぐ友人たち。これもファームの醍醐味)

 

ようやくお昼休憩です!

30分〜40分しかないので急いでお昼ごはんを食べてトイレに行って、
とあまりゆっくりする時間はありません。

私は毎日

  • おにぎり3つ
  • 昨日の晩御飯の残りのおかず
  • チョコレートサンド

と「ビバ★炭水化物」ばかり食べていました(笑)

それでもお腹は一杯になりませんが時間が無いのでこれが一番効率よく食べれて
満腹度の高いメニューでした。

 

他の方のランチを見ていると

  • サンドイッチ(断トツ人気)
  • パスタ

が多い印象でした。

つかの間ですが少しゆっくり身体を休められる大事な時間です。

 

12:40 仕事再開

ランチも食べ終わった所で午後の仕事がスタートします。
午前中の続きからやる時もあれば、また別の所に移動することも。

ただやることは午前中とまったく同じ。

ひたすらストロベリーを取るだけです。

 

午後に入り体力も尽きているので午前中よりはスピードが落ちます。

 

早く1日が終わらないかな〜と何度も聞き飽きたお気に入りの音楽を垂れ流しながら
目の前の”赤い物体”に集中します。

 

雨の日は本当に最悪で、気分も上がらずレインコートを着ても隙間からびちゃびちゃになり、
寒さに震えながらそれでも取り続けます。
多くのヨーロピアンは「F◯CK!!!!」と叫び途中で帰って行きます。
ああ、私も帰りたいと思いながらチキンなので帰れません。

 

「このレーンが今日ラストだよ」
という言葉を今かいまかと待ちわびます。

 

17:00 仕事終了

 

ようやく1日の仕事が終わります。

もうヘトヘトですが仕事仲間と
「お疲れーーー!」と声かけして夕日を見るのは最高に気持ちいものです。

 

今日1日使ったトローリーを指定の場所に返却して帰路につきます。

私たちはキッチンを確保したいので少しでも早く帰ります。

 

17:30 帰宅

(▲洗濯物干しも15人いれば大混雑)

 

やっと帰宅ですがホッとする時間はありません。
帰ってきてから「どう過ごすか」で翌日の仕事に影響を及ぼします。

なぜかと言うと、ご飯を作るタイミング・お風呂に入るタイミングを逃すと
いつまで経っても就寝できないからです。

 

ここでは「譲り合い」というワードはあまり存在しないです。
(日本人同士だとありますが・・・)

「使いたい人が使う」
「早い者勝ち」

というルールがあるので「お先どうぞ」と譲っていたら永遠にご飯が食べれません。

 

なので私たちは帰宅後すぐに、

私→炊飯器でご飯を炊く&コンロの確保

パートナー→洗濯物

と役割分担していました。

 

炊飯器・洗濯機などシェアハウスに一つしかないので誰かが使ったら30分〜1時間は待機していないといけません。
たかが1時間と思いますが15人住んでいるのでそれぞれ全員が使うと15時間です。
(気が遠くなる・・・)

 

あとでゆっくりしたいので、最後のパワーを振り絞って家事をします。

 

18:30 夕飯

(▲これは最後の日に友人が作ってくれたオムライス。今でも忘れられません)

 

キッチン戦争に巻き込まれずなんとか夕飯ができました。

一日中体力仕事しているので、めちゃくちゃ食べていました。
またオシャレに何品もつくる余裕や時間もないので一品料理ばかりでした(´ω`)

 

◯よく作っていたメニュー(2人前)

・ご飯3合、照り焼きチキン

・ボロネーゼパスタ3人前

・ご飯3合、寄せ鍋

・ミーゴレン5人前

・カレーライス4人前

 

二人で3合もご飯を食べていたのは本気でヤバかったな。と思います(笑)
これでも頑張って色々作っていた方です(_ _).。o○

 

20:00 シャワー

ようやくみんながシャワーを浴び終わった頃にシャワーに入れます。

エッチな意味は全くなく、時短のためにパートナーと2人でばーーっと入っちゃっていました。
幸いなことに時間制限はない家だったのでストレスはそこまでありませんでしたが、
よく聞く話だと「一人5分だけね」とか「シャワー室に砂時計が置いてあり時間を過ぎるとお湯がでなくなる」ということも。

 

日本人同士だとみんなで会議をして、
Aちゃんは仕事が終わって先に一番にシャワーを浴びたい派。
Bさんは先にご飯派。
Cさんは寝る前にシャワーを浴びたい派。

とそれぞれの好みを聞いておくと、せめて日本人同士で融通が利くので楽でした。

みんなで協力しながらワイワイ生活しているのが本当にいい思い出です。

 

21:00~22:00頃 就寝

明日の朝も5:30起きなので遅くても22:00には寝ます。
というよりこのくらいには眠くて眠くて仕方なくなります。(笑)

正直スマホを見る元気もない時が多かったです。
本当にベットに倒れこむ感じです。

体が痛くて仕方ない時は日本から持ってきた湿布を貼って寝ていました。
あと手が農薬で物凄く荒れてしまうのでハンドクリームを塗っていました。

正直これらの記憶もあまり無いくらい即寝れます。

 

そしてふっと目覚ましの音が聞こえてあっという間に朝になっている毎日です。

 

最後に

(▲最高の朝焼け)

 

いかがでしたか?

今思い返しても過酷だったな〜とつくづく思います。

 

自分の時間は中々取れないし毎日単純作業の繰り替えしで、正直私は苦痛でした。

ただファームを通して多くの友人たちに出会えて、同じ苦労を乗り越えた友情は何物にも変えられない宝物です。なんだかんだファームを続けられたのも友達のお陰でした。
ご飯をご馳走しあったり、土曜日の夜にはみんなで遊んだり、クソ上司の悪口を言い合ったり、一緒に住んで同じ仕事をするというのは人生中々経験できないことです。

ファームが終わってバラバラになってしまいましたが、今でもみんなの休みが合う日は遊んだりするほど仲良くやっています。

私個人としてはLGBTカップルの私たちを直ぐに受け入れてくれ、逆に興味をもってくれたみんなにはとても感謝しています。これだけでもワーホリに来て、ファームをしてよかったな。と心から思います。

 

よく言われてると思いますが、ファームは本当に大変です。
文面じゃ絶対100%伝わらないですが、想像している20倍はしんどいです。
ファームを続けられている人は全体の30%いるかいないかでしょうか。

ファームに来てほとんどの人が1週間経たずに「もうしんどい。無理。セカンドビザいらないから辞める」
と辞めて行きます。
みんなセカンドビザが欲しくてファームに来ているはずなのに、ビザがいらなく思えるくらいキツイです。
ましてファームで何十万稼げる人はほんの一握りです。

 

ファームをするなという訳ではありませんが、ある程度の覚悟はしてきてください。
せめて私の記事なども参考に準備や下調べをしっかりしてください。
これはファーム経験者の助言と受け止めてくれれば嬉しいです。

 

それでは、また!!!

 

 

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海外に行くならこれは持って行こう!!!

 

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ABOUTこの記事をかいた人

29歳 l 社畜ブロガー l TDRの近くに住んでます ・ディズニーと任天堂と旅と嫁さんが3度の飯より好き ・海外ディズニーもちょくちょく行きます (WDW、SHDL、HKDL) ・脱社畜として無計画でオーストラリアワーホリを経験 ・日本に帰国後カフェでバリスタとして働いたり、また会社員として働いたり ・ FtM(交際14年目の嫁とほのぼの生活) ・Webライターのお仕事もしてます ◉基本好きなことして自由に生きたい人