【任天堂ファンの聖地】「Nintendo NY」に12時間並んだ体験談

任天堂ファンの聖地をご存知でしょうか?

それはアメリカ、ニューヨークにあります。
その名も「Nintendo NY」
任天堂のゲームはもちろん、数多くのグッズが2階建の建物に敷き詰められています。

以前は「Nintendo Store」という名前でしたが、この2016年2月19日のリニューアルオープンで「Nintendo NY」に生まれ変わりました。

このリニューアルオープンを狙って、卒業旅行も兼ねて行って来ました。
しかも、旅行自体の最終日。翌日の朝には飛行機に乗って日本に帰る日程です。
本当にギリギリ滑り込めた旅行予定でした。

まさか極寒の中、12時間も並ぶ羽目になるとは思いもしませんでしたが…。

「Nintendo NY」に入る為の、長くて濃厚な1日の様子をお届けします。

概要

大学卒業旅行として、アメリカに2週間行きました。
アメリカ旅行期間は、2016年2月9日〜21日

そのうちの1週間はウォルトディズ二ーワールドへ。
ニューヨークは2月14日〜20日【計7日間】滞在していました。

初めてのニューヨークだったので、有名観光スポットと、海外ドラマロケ地を巡りました。
そして、「Nintendo NY 」は旅のラストである19日に行きました。
ぎりぎり日程を伸ばして、リニューアルオープンに行けるよう調節しました。

ストアがある場所は、マンハッタンの中心部
→任天堂 ニューヨーク
10 Rockefeller Plaza, New York, NY 10020 アメリカ合衆国

私は「インターコンチネンタルホテル ニューヨーク タイムズスクエア」に宿泊していたので、徒歩約10分ほどで行ける距離でした。

朝から激震 〜まさかの大行列〜

正直舐めてました。

まさか、極寒のニューヨークで12時間も待ち続けることになるとは思っていませんでした。

リニューアルオープンということで、余裕を持ってオープン2時間前に行ってみたら、
ものすごい行列!!!

後から分かった事ですが、リニューアルオープンであるこの日は『ファイアーエムブレムif』の北米発売日&アミーボの発売日でもあったそうです。

「目の前が真っ暗になった」
本気でそんな状況でした。
慌ててとりあえず列に並ぶも、警備員さんから
「今から並んでも今日中に入ることは、難しいよ」と声をかけられる。

マジか…
この為に、日にちを調整して来たのに…
嫌な予感がしますが、とりあず希望を持って並ぶことに。

ここから朝7時に並んで、結局お店に入れたのは20時30分。
閉店30分前という奇跡でした。

▲ニンテンドーNYを囲むように、ぐるっと1周並びました

当日の気温は、多分マイナス5度くらい。
ホットコーヒーを飲んだり、カイロを貼りまくったりしても、凍えそうになる寒さです。
そんな中、待ちました。

そして、
12時間という時間に色々なことがおきました。

世界中の任天堂ファンが集結〜リニューアルオープンイベントは豪華すぎた〜

私たちはもちろん無理ですが、先頭組はオープニングセレモニーに参加できます。
パートナーを残し私は列を抜け、その様子の写真を撮りに行きました。

リニューアルオープンの日を狙って行ったのは、オープニングイベントを見てみたい理由も1つありました。イベントには「あの方」が来る!と言われていたからです。

さて、あの方とは…?

そう、任天堂ファンなら一度はお会いしたいであろう、
マリオの声を担当されているチャールズ・マーティネー氏です。

生で拝見することができるなんて、これだけで飛行機代の価値があると思う。

チャールズ・マーティネー氏に窓越しにジェスチャーで(写真撮ってもいいですか?)と聞いたら、こちらをバッチり向いてくださりました!!

目線ありがとうございます!!!

しかもマリオのジャンプポーズまで!!!!
もう最高の思い出です。

周辺をぶらぶらしていると、
ファイアーエンブレム・ゼルダのコスプレをしている人など、たくさんいました。


皆さん、寒い中気合い入っています!

なぜか、「君の一眼レフの写真を撮らせてくれ」と声をかけられることも(笑)
そのレンズは何ミリだい?というカメラトークが始まったりもしました。

リニューアルオープン当日だったので、一眼レフを持って歩いていると、「あなたはプレス(報道機関)の方ですか?」と聞かれることも何回かありました。

いよいよオープンです!
なんとか、オープニングセレモニーの様子を見ることができました。

先頭組はオープニングセレモニーに参加します▼
人づてに聞いた話だと、先頭に並んでいた方は「前日の午後」から待っていたそうです。
恐ろし、任天堂ファン。

チャールズ・マーティネー氏のサインとか羨ましい〜

そして私はお店とは反対側の待機列に戻ります。

ここからが、地獄の耐久列の始まりです。

12時間耐久開始〜私が並び続けた理由〜

少しずつ列は進むものの、一向にお店が見えることはありません。
異国の地でのこの絶望はかなりパンチがデカかったです。

1時間ごとに何度も
「ここに並んでいる人は、店に入れる保証ないからね。それでも、というなら並んでててね」と警備員に言われ続けます。
アナウンスが流れるたびに、5組くらい諦めた顔をして列を抜けていきます。

「ああ、自分はせっかくニューヨークに来て、何をしているんだろう。
もう諦めて、まだ行けてない所に行った方がいいんじゃないか。」
正直こんな自問自答を50回くらい繰り返しました。

▲いつになったら、この天国に入れるのか…と思っておりました


それでも並び続けた理由。
それはもう「任天堂が好き」

ただそれだけでした。

「任天堂ファンとして、聖地が目の前にあるのに、諦めてたまるか」
というファン根性が強かったおかげです。

あともう一つ理由があります。
任天堂ファン同士の繋がりでした。


もう、これでもか!というくらい人の温かみに助けられました。

英語はあまり理解できない私たちのために、分かりやすく、ゆっくり何度も話してくださる皆さんには心を打たれました。
そして、自分の英語力の無さに行き場のない怒りも感じました。

それでも任天堂ファン同士キャラクターやゲームの名前だけでも盛り上がれます!

「あなた、日本から来たの??」

「僕も日本に行ったことあるよ!!どこに住んでいるの?」

「何のゲームが好き?僕は一番ゼルダの伝説が好きなんだ」

「日本語でニャースはなんていうの?」

並んでいる前後の方々と、子供から大人まで任天堂ゲームで盛り上がるのは、本当に感動しました。
ゲームというものを通じて、国境を越えて盛り上がれるということが楽しかったです。

言語の壁を超えた瞬間

先ほども書きましたが、早口のアナウンスを理解できたのも、周りの皆さんがゆっくり教えてくだったからなんです。

「今から 並んでも 入れない かも」
日本語にすると、このくらい単語に分けて、ジェスチャーを入れながら教えてくださる。

この時、私は絶対に英語を勉強して習得しよう。
そして日本にきて困っている外国人の方に手を差し出す勇気を持とう。と決意しました。

また、私たちの前に何気無く割り込んで来た2人組がいたのですが、
その時は前後一斉に抗議した時は迫力がありました。

「ちょっと割り込むなよ!その前はこの日本人達だったのよ。ごまかせないわよ」

「私たちグループは違うけど、みんな周りの顔の認識はしているから、途中から入ってもわかるんだからね!!」

英語の喧嘩まで流暢に聞き取れませんが、雰囲気翻訳してみると多分こんなことを話していました。
実際に中指を立てて「F○uk!!」と行った現場を見て、
「おお〜映画やドラマと同じだ〜」と関心していました(笑)

事件発生!?海外旅行での心構え

15時頃、どうしても我慢できないということでパートナーが列から抜けてトイレに行きました。

10分後くらいに、真後ろの紳士が声を掛けて来ました。
「君のパートナー、帰りが遅いね。トイレだろ?もし何かあったらいけないから、様子を見ておいで。ここの場所はちゃんと確保しておくから」と。

この紳士の言葉でハッとします。

ついつい、忘れがちでしたがここは日本じゃない。
アメリカで、しかもニューヨークだと。

それこそ、海外ドラマの事件現場のシーンが頭をよぎります。
(こんな時に限って『クリミナルマインド』が思い浮かび、余計焦る)

おいおい……嘘だろ。嘘だろ。

頭が真っ白になりながらも、探し回るけどいない。
どうしよう。なんで一緒についていかなかったんだ。
嫌な予感ばかり頭の中をぐるぐる回ります。

とりあえず、一回列に戻ってみよう。もしかしたら、帰って来ているかも。
不安と期待をかかえ、戻ります。
「頼む。お願いだから帰っててくれ。もう近場のトイレというトイレは探し尽くしたぞ…」

早足で列に戻ると、パートナーの姿が!!!!!
この時は、人前ということも忘れ、抱きしめながらボロボロ泣いていました。

人って極度の恐怖から安心すると、泣いてしまう、ということを初めて経験しました(笑)

紳士から「君が探しに行って20分後くらいに帰って来たよ。」と

パートナーからは「ごめんね。迷子になってたの…」
ああああ、そこの事忘れてた。

パートナーは最強の方今音痴だったことを、どうして忘れていたのか。

【教訓】
見知らぬ土地では、トイレだろうとパートナーと離れるべからず。
●日本ほど治安のいい場所はない、という事を片時も忘れてはいけない。

ただ迷っていただけで良かったですが、もしこれが海外ドラマ犯罪捜査みたいになっていたらと思うと笑い事ではすまないと、とても痛感しました。

何より、
【現地の方が心配した=やはり常に危険は隣になると思え】

という事なんだなと思いました。

この時、「外国人」である私たちの心配をしてくださり、親切に声をかけてくれた紳士にはもう一度お礼を言いたいです。

12時間耐久列:後半戦
〜現地の方との熱い交流〜

色々なハプニングもありながら、日が暮れ始めます。
それでもまだまだ、お店を見える距離ではありません。

17時〜18時頃はかなりの方が、諦めて帰って行きました。

仲良く話していた、1家族もここで離脱することにします。
「せっかくここまで並んでもったいないけど、もう門限だから帰らないと。
みんなが入れるのを祈っておくわ。」とお母さんが周りに挨拶していきます。
子供たち2人とも「あとは任せたぜ」という熱い握手もかわしました。

なんだか、すごく感動しました。
なんだ、この任天堂を通じたファン同士の繋がりは…と

ついにこの時が!!

峠も越え、もうここまで来たら引き返せない状態になります。
寒さで手足の感覚は、ほとんどありません。
まともに食事も採っていないので、段々体力の限界に近くなります。

それでも、待ち続けること11時間ほど。

ようやく、お店の明かりが見えるくらいの距離になります!!!

まだ店に入れる保証はないアナウンスも続きます。
それでも並び続ける任天堂ファンたち。
もう同じ目的を持った同士、「ここまで来たんだぜ、粘ってやるよ!!」
という熱気がすごいです。

閉店まで残り40分。

君たちのグループは次の次に入れるよ!!
と、やっと入店保証が!!

「Yheaaaa」
みんなガッツポーズで大喜び。
マイナス5度の中、足の感覚もなくなり、恐怖も味わい、立ち続ける事12時間。
ついに努力が報われる時がきました。

なにより、ここまで並び続けられたのは周りの方々のお陰。
入店までの間みんなに、私が知っている英語で伝えられるだけの感謝の気持ちを言いました。
特に、身の心配をしてくださった紳士には、日本式ですが頭を下げ心からのお礼をいいました。

そして、いよいよ私たちの番が来ました。

いざ、店内へ!!これぞ任天堂ファンの聖地

警備員さんも「みんな準備はいいかーーーー!」
と盛り上げてくれます。
もう、今日きて良かった。これしか思えない。

「Let’s goooo!!!」
と仕切りのロープを開けます。

「おおおおおおおーーーー」と喜びの声をあげながらみんな入っていきます。
なんかの映画のワンシーンのようです(笑)

まずゲットしたのは、当日限定のTシャツ!


もうSサイズしか残っていませんが、そんなの気にしている場合じゃねええ。
丁度私たちのグループで完売になりました。
本当に運が良かった。
次のグループだったら、買えなかった…。

推測ですが、日本人でこれを持っているのは私たちほんの数人かしかいないと思います。
超お宝を手にすることができたのは、奇跡だと思います。

閉店まで30分しかないので、とりあえず慌てて店中を回ります。

もっとゆっくり見たかったけど、店に入れただけでもラッキーなので文句いってられません。

任天堂ファンとして、夢の「Nintendo NY」はまさに聖地です。
Tシャツからマグカップ、ゲームアクセサリー、文房具など、もう財布の紐がゆるゆるになるアイテムばかりです!!

購入品

私が購入したのは、
●限定マリオTシャツ (記念メダル付き)

裏側には、2.19.16とリニューアルオープンの日がプリントされています。

●NY マリオTシャツ


●NY ピクミンTシャツ


●限定マグカップ(2種類)

●マリオノートブック

です。

購入した商品は、▼のような素敵な紙袋に入れてくれます。


やっぱり任天堂キャラはマリオが一番好きです。
こんなにマリオグッズが溢れているなんて、夢のよう。

まさか店員さんと大盛り上がり!
任天堂ファンで良かった

お会計の際、レジ担当の店員さんとも話が盛り上がりました。

「君たち、日本人かい???」
「Yes! I’m  from Japan」
と答えると、
「おい、みんな日本人だってよ!!!!」と周りの店員さんに言います。

「わざわざ日本からきたのか!もうファイアーエンブレムIFはプレイした??」

「私、日本の『のどじまん』に出場したことあるのよ」

「僕、日本語少し勉強してるよ!」

などと閉店前のテンションとは思えないくらい盛り上がります。
(というより、さらっと言ったけど「のどじまん」に出たことあるって凄くないか?)

私たちも、「今日のリニューアルオープンに合わせてきたんだよ。でも明日の飛行機で帰らなきゃいけないから、入店できて本当に良かった!」
というと、あの行列を並んでよく入れたね!!と「君たちは最高にラッキーだね」と

ある一人の店員さんが、わざわざこの為に来てくれたならと
絶対秘密だよ、と「ある物」をおまけしてくれました。
秘密なので、「何か」は具体的には書きませんが、ご好意で最高のおまけをプレゼントしていただきました。
なんかもう。疲れとか全て吹っ飛ぶくらい最高の思い出です。

話しに盛り上がって気がついたら、お店には私たちしかお客はいませんでした。
「もう閉店だよ。何か買い忘れとかないかい?明日気をつけて帰ってね。」
と最後まで皆さんでお見送りしてくださります。

もう涙のせいで、よく前がみえない。

何度、列に並ぶのを辞めようと思ったか。
それでも諦めなかった甲斐があったと心から思いました。

振り返って

(▲宮本さんのサインが飾られていました!)

正直、これは本当に色々なタイミングが重なって最高の思い出となりました。

もし、列に並ぶタイミングが少し遅かったら、並んでも入れていませんでいした。
もし、紳士が気がついて声をかけていなかったら、パートナーは事件に巻き込まれていたかもしれません。
もし、周りの方があんなに優しくなかったら、途中で列を抜けていたかもしれません。

私たちは恵まれていたな、と心の底から感じました。
もちろん限定グッズを買うことができたのはとても嬉しかったです。
ただ今思い返すと、それより皆さんとのコミュニケーションが一番の思い出となりました。

任天堂が好きで良かった!!!!!!

Nintendo Storeは行くべきか?

もちろん!!
頑張って行って良かった!!

私たちはイレギュラーな時に訪れましたが、
普段は中々、ここまでの行列にはならないと思いますので、
任天堂ファンの方なら、是非一生に一回は行くことをオススメします。

やっぱり、任天堂好きが世界中から集まっているので、雰囲気だけでも十分
楽しむことができます。
英語が少々出来なくても、ゲームさえ知っていれば言語の壁なんて簡単に越えられます。
(これは海外ディズニーに行った時も感じたことでありますが。)

あと、予算は多めに持っていきましょう。
どんなに「買わないにしよう」と思っても多分無理です。
財布の紐ゆるっゆる、になりますよ。(笑)


ある意味過酷だけど、人の温かみに助けられた、最高の思い出となりました。
こんな事もあるから、海外旅行って病みつきになっちゃうんですよね。

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